Subscribe to 珈琲店の娘によるブログ Subscribe to 珈琲店の娘によるブログ's comments

前回に引き続き、「四つ話のクローバー」からの話です。

「ハッピーコロシアム」
大みそか恒例となった「JHC(ジャパンハッピーコロシアム)」のテレビ中継。
「日本人はどう生きたら幸せになれるのか?」という問題に関して
「脳内神経伝達物質計測装置」によって計測される「幸せ指数」を元に、
戦いが繰り広げられる。
決勝戦は、大企業の社長で大金持ちの真田と
一般人である天海の戦いとなった。
第一試合は「食」、第二試合は「世間体」、最終試合は「舌戦」で
決勝戦は行われた。

実際には存在しないこの大会と幸せ指数を測る装置。
感情が数字になって表されるのは面白いと思いました。
でも本当にこの測定器が存在したら、本音と建前で生きている日本人は
困るだろうなぁと思います(笑)

傲慢で欲望のままに生きる真田と
質素でいかにも普通の生活を送る天海。
「舌戦」でのやり取りが非常に印象に残りました。

「過去を振り返らず次の夢に向かって生きる。俺は決して満足しない。
人間、満足したらそこで終わりだ。 」と真田は言います。
それに対し天海は
「あなたは満足したらダメだと思っている。『満足することを追いかけながら、
決して満足したくない』と言っているようなものだ。」と言います。
人間の『欲しい』という気持ちは欲しいものを手に入れたところで
満たされることはない。」と。

真田は言います。
「それでも人は何かを追い求めなきゃいけない。
何かが欲しい、誰かに勝ちたい、
そんな欲望が昨日より今日、今日より明日と俺を成長させるんだ。
それが『生きる』ってことだろ。」
その信念と行動(ここではレース中の模様)が
天海の心に響き、自分と正反対の生き方をする真田に感心するのでした。

しかし天海は「満足することは『負け』ではない。欲求を持ち、それに向かって
努力することと同じくらいに、今の自分に満足しその状況に感謝すること
大事なのだ。」と言います。

何かに向かって歩き続けるにしても
今この場所に留まるにしても
その人次第で幸せと感じることができる、ということだと私は捉えました。
ついつい誰しもが他人と比較して「優れている」か「劣っている」かで
価値や幸せを図ろうとしますが、
こういう人の感情や価値観は競うものではないと感じさせられました。

真田の生き方も天海の生き方も
どちらも正解で、誰の生き方も肯定されるのもなのだと思います。

夢や目標に向かって過ごすことがあまりない私は
真田の生き方が羨ましくもあります。
何か小さくてもいいから夢を見つけ『生きる』ことをしたいと思いました。
もちろん今の現状に感謝しながら。

この現実にはありえない大会の様子は非現実ながらも
現実を教えてくれました。

Leave a Reply

XHTML: You can use these tags: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <strike> <strong>